小麦粉、水、パン酵母をそれぞれ計量し、ミキサーに入れて混ぜます。
大きなミキサーで混ぜることによって、生地の中に十分空気が混ざり、適度な硬さになっていきます。おいしいパンを作るために最適な温度を保つ必要があるため、ミキサー自体や混ぜる水の温度調整には細心の注意を払っています。
発酵した中種に、残りの小麦粉や食塩、砂糖や油脂などの材料を加え、さらに風味をつける材料を加えてこねます。
成形にはモルダーという機械を使用することもありますが、鳴門屋製パンではパンの種類によっては職人が生地の成形を行います。
工場には大きなオーブンがあり、その中をホイロを終えた生地が流れていきます。
オーブンの中の温度は通常210~230℃ぐらいです。焼く時間は食パンで30~40分、菓子パンなら7~12分です。
焼くときの温度・時間はパンの種類によって変わるので、オーブンは細かい調整ができるように工夫されています。
焼き上がったパンは、すばらしい香りと焼き色を持ちます。
パンが熱いときにスライスしようとすると崩れてしまいます。
そのため食パンの場合、1時間半は冷まします。
急に冷ますとパンが乾燥してしまいますので、自然に冷まします。
パッケージ袋に入れます。これはお客さまのお手元に届くまで、風味やソフトさを保ち、衛生的に配送・販売を行うためです。
また、焼成後は加熱(殺菌)することがないため、この作業の時は通常よりさらに厳しく衛生管理を行っています。